WEC:LMP2ジャッキー・チェンDCレーシングのオーブリが新型コロナウイルス陽性の疑い

 8月13日、WEC世界耐久選手権は8月13〜15日に開催される2019-2020シーズンWEC第6戦スパ・フランコルシャンを前にした健康管理プロトコルとPCR検査の結果、LMP2クラスに参戦するジャッキー・チェンDCレーシングの37号車にエントリーされていたフランス人ドライバー、ガブリエル・オーブリに新型コロナウイルス陽性の疑いがあったと発表した。

 ひさびさのシーズン再開となるWECは、シーズン再開となる第6戦スパのレースウイークを迎えているが、レースに向けて検査が行われたが、この結果ホー・ピン・タン、ウィル・スティーブンスとともに37号車オレカをドライブする予定だったオーブリが、新型コロナウイルス陽性の疑いがあるとされた。

 オーブリは前週に行われたヨーロピアン・ル・マン・シリーズのスパ戦にもアルガルベ・プロ・レーシングから参戦しており、ジョン・ファーブ、サイモン・トラマーとマシンをシェアしていたが、アルガルベ・プロ・レーシングとオーブリと密接に関連したドライバーたちは、自主的に隔離に入ったという。これは公衆衛生当局、WEC、スパ・フランコルシャンの新型コロナウイルス担当メディカルデリゲートの指示に従ったものだ。

 FIA国際自動車連盟とWECは、プロトコルに従いレース参戦者とスタッフは、最小限の接触で済むように形作られており、今後保健当局やWEC、スパなどにより、接触者を追跡する手続きが行われ、必要に応じて隔離が行われる。これらの結果については、順次アナウンスされる。

WEC第6戦スパの走行前日の様子

© 株式会社三栄