スーパーGT:GT300タイヤ四本交換義務づけは第3戦以降適用せず。第1戦同様の数値に戻る

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 8月14日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、第2戦富士で適用した『決勝レース中における四本のドライタイヤの交換義務』を8月22〜23日に開催される第3戦鈴鹿以降適用しないと発表した。これにともない、JAF-GT300/JAF-GT300 MCの燃料給油装置の流量リストリクターも第1戦同様の数値に戻されることになる。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きくカレンダーが変更された2020年のスーパーGTは、7月18〜19日に第1戦が、8月8〜9日に第2戦富士が行われたが、この間の大きな変更となったのがGT300クラスのタイヤ四本交換義務づけだ。車種バラエティが多く、無交換作戦など多岐に渡るピットイン作戦が行われてきたGT300だが、第1戦の状況をうけ安全を重視する観点から、ドライタイヤでレースをスタートした際、タイヤ四本交換が義務づけられた。

 第2戦富士では、この四本交換義務づけにともないJAF-GT300/JAF-GT300 MCの燃料給油装置の流量リストリクターの数値が緩和され、大きなアクシデントもなくレースを終えることになったが、2週間のインターバルで行われる第3戦鈴鹿に向け、このタイヤ四本交換義務づけが適用されないと発表された。8月13日付けでエントラント、オーガナイザー向けに発表されたブルテンNo.033-Sの文面は下記のとおりだ。

1.決勝レース中におけるタイヤ交換の義務について
2020 AUTOBACS SUPER GT Round2で適用した「決勝レース中における4本のドライタイヤの交換義務」は、Rd.3鈴鹿大会以降、適用しない。

2.JAF GT300およびJAF GT300 MCにおける燃料補給装置について
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿大会における参加条件のブルテンを確認すること。

 2.については、同日付けで第3戦鈴鹿で適用される参加条件に関するブルテンNo.034-Tが発表され、JAF-GT300/JAF-GT300 MCの燃料給油装置の流量リストリクターは、JAF-GT300が第2戦富士では内径27.5mmの流量リストリクターが免除されたが、第3戦ではこの免除がなくなり、ふたたびリストリクターを装着する。JAF-GT300 MCも流量リストリクターが内径31.2mmに緩和されていたが、ふたたび内径27.5mmとなった。

 なお、JAF-GT300 MCについては、BoP重量が第1戦〜第2戦の+20kgから第3戦は+50kgに変更されており、重量が増加しているが、これは毎年富士では+20kg、それ以外のコースでは+50kgとなっており、例年どおりのものとなっている。

 そもそもタイヤ四本交換義務づけは、第2戦に限った処置であり、8月8〜9日の第2戦については、タイヤメーカーによっては安全性をかなり重視した方向のタイヤが持ち込まれていたことがエントラントからも聞かれていた。

 第3戦に向けては、第2戦をうけて安全性が確保されたであろうことから、スポーツ部会を経て今回の決定に繋がったという。また非常にタイヤに厳しい鈴鹿では、無理をしての無交換作戦を採ることが考えづらいことも理由としてはありそうだ。なお、JAF-GT300/JAF-GT300 MCの燃料給油装置の流量リストリクターの数値は「今回のブルテンから変更される可能性もある」という声も聞かれている。