『乗りものニュース』名物記者の「戦闘機スクープ」幻のステルス機

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イタレリに追随して、日本のアリイ(当時)もプラモデルとして発売した「F-19」※現在、この商品は製造販売されていません

乗りものに関する、気になる情報や最新ニュースが満載のウェブサイト『乗りものニュース』。各乗りもの担当の名物記者たちが、心に残る記事を語った。今回は、戦闘機だ。

●該当記事/
《これぞ本物のステルスか?実在しないのに世界を震撼させたステルス戦闘機「F-19」騒動》

「冷戦末期の1980年代、ある模型メーカーが発売した飛行機のプラモデルが、全世界の注目を集めました。存在しない戦闘機を模型にしたにもかかわらず、いかにも存在するかのように扱われたのです」(ミリタリー担当・柘植優介氏)

イタリアのイタレリ社が「F-19 STEALTH」のプラモデルをリリース。箱には、全身真っ黒な異形の戦闘機が描かれ、主翼には米軍の国籍マークが。

これに、世界中の軍関係者、航空機メーカー、軍事評論家などが反応。ファンのあいだでは、「米軍からのリークにより、謎に包まれていたステルス戦闘機が模型化された」という臆測が広まっていった。

しかし、米軍がその存在を隠していたステルス戦闘機「F-117」を実際に公開すると、プラモデルとは、まったく別の形だった! メーカーの想像力と、航空機ファン、軍事マニアの願望が融合して生まれた、微笑ましいエピソードだった。

画像提供・乗りものニュース編集部

(増刊FLASH DIAMOND 2020年8月20日号)