朝ドラ初出演を飾ることになった31歳にして大ベテランの若葉竜也

NHKの2020年後期連続テレビ小説「おちょやん」の新たな出演者が13日、発表され、俳優の若葉竜也が連続テレビ小説初出演を果たす。

同ドラマは女優の杉咲花演じる、女優の道にすべてを懸けるヒロインが喜劇界のプリンスと結婚。昭和の激動の時代に、大家族のような劇団生活を経て、自分らしい生き方と居場所を見つけていく物語。

若葉は撮影所の助監督役で起用。鶴亀撮影所の助監督として走り回りながら、いつか監督をしたいと願っている青年で、撮影所の大部屋女優となったものの、右も左もわからない主人公を助け、主人公の初恋相手かもしれない役どころを演じるという。

「幼少時は大衆演劇・若葉劇団において、『チビ玉三兄弟』の三男として注目された。三兄弟に密着したドキュメンタリー番組もあったので、幼いころからカメラ慣れしていた。芸歴は31歳にしてすでに30年のベテラン。ようやく朝ドラ出演がめぐってきたが、出演者の中での今後のブレイク候補ナンバーワンだろう」(テレビ誌記者)

1998年の大河ドラマ「徳川慶喜」でドラマデビュー。その後、「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系)、「ごくせん」(同)、「赤い糸」(フジテレビ系)など話題の連ドラや、映画「ごくせん THE MOVIE」、「GANTZ」、「葛城事件」、「台風家族」など数々の映像作品に出演を果たしている。

「あるインタビューで『21、22歳までは、正直いつ辞めてもいいと思っていました』と振り返り、田口トモロヲ監督作品の映画『アイデン&ティティ』を観たことが、俳優として心が動き、その後にムロツヨシ、脚本家の福田雄一氏との出会いが俳優業を続ける後押しになったことを明かしている」(映画ライター)

朝ドラのみならず、今後は映画「朝が来る」、「生きちゃった」、「AWAKE」、「街の上で」が続々と公開予定だ。

© 株式会社ジェイプレス社