マスク着用でトラブル逆上した客を逮捕 <ニュージャージー>

ニュージャージー州バーゲン郡ハッケンサックのオフィス用品チェーン店ステープルズで先月29日、マスクを着用するように他の客から注意された女性客が逆上して暴行を働き、逮捕された。5日付NBCニューヨークが伝えた。

ハッケンサックの警察が公表した店の監視カメラの映像よると、コピー機を利用していた肝移植患者の女性(54)が、テリー・トーマス容疑者(25)に対して、マスクを引き上げて鼻と口を覆うように注意した際、被害者の女性は歩行用の杖を持ち上げ、容疑者の胸部のごく近くに向けた。容疑者はこの態度に逆上し、被害者に向かって怒鳴ってから、被害者を床に押し倒し、両足を骨折させた後、店を離れた。

マスク着用をめぐる公の場での争いが最近増えており、この事件はその最新例の一つである。

容疑者は4日、加重暴行容疑で逮捕後釈放され、24日に出廷する見込み。ABC7ニューヨークによると、被害者の女性は入院中で、医師から7〜10週間は脚に体重をかけることができないといわれている。

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