JRA栗東トレセン火災、競走馬4頭焼け死ぬ 厩舎3棟焼く、消防隊員3人搬送

厩舎で火災のあったJRA栗東トレーニングセンター(14日午後6時30分、滋賀県栗東市御園)

 14日午後5時40分ごろ、滋賀県栗東市御園の日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターの厩舎(きゅうしゃ)から出火、木造一部2階建て1棟約820平方メートルを全焼し、2棟の一部が焼けた。厩舎内にいた競走馬4頭が焼け死んだ。消火活動中の消防隊員3人が熱中症ややけどで救急搬送された。逃げ遅れた人はいなかった。

 滋賀県警草津署や湖南広域消防局によると、「建物から黒煙が上がっている」と同トレセンの警備員が通報。全焼した厩舎には出火当時、競走馬12頭がおり、8頭を避難させたが、16日に小倉競馬場(北九州市)で開催されるレースに出走予定だった「ミラクルユニバンス」などが逃げ遅れた。

 JRAによると、同トレセンは、最大約2千頭の競走馬を収容する西日本地区の調教拠点で、名神高速道路栗東インターチェンジの南約3キロにある。

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