◆横浜DeNA6-2ヤクルト
大貫がヤクルト打線に的を絞らせず、5回2/3を3安打1失点。自己最多の連勝を5に伸ばし「イニングの先頭を意識して試合に入った。しっかり抑えられていい投球ができた」と振り返った。
真骨頂は1点リードの二回1死満塁。スライダーで古賀を三ゴロ併殺打に仕留め、グラブを2度たたく。ツーシームやスプリットを丁寧に低めに集め、17アウトのうち九つをゴロで稼いだ。
四回、昨季3本塁打を浴びていた村上に特大ソロを献上。本拠地で今季18イニング目にして初めて失点を喫した。直近4戦でいずれも6回以上を投げていただけに、六回途中での降板に「中継ぎ陣に負担をかけた」と悔しさがのぞく。
それでも開幕2連敗後に白星を五つ連ね、今永と並んでチームトップ。規定投球回数に達していないものの防御率も1.86だ。「野手やリリーバーの方のおかげ。一試合ずつ自分の仕事をしたい」。プロ2年目が花開こうとしている。