那覇軍港移設、浦添市提案の南側案「米軍が難色」 防衛局が伝達

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 米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市移設を巡り、沖縄防衛局が県や那覇、浦添の両市、那覇港管理組合に対し、浦添市の推す南側案について「米軍が難色を示している」と伝達した。関係者が明らかにした。

 関係者によると、8月上旬に田中利則防衛局長らが県と両市、那覇港管理組合を訪ねて米軍の意向を伝えた。

 那覇港管理組合は本年度中に軍港の配置を含めて港湾計画の案を合意する方針を示していた。ただ、地元で話し合いを進めている最中に、合意に先立って米軍が意向を伝えてきたことに県や両市から反発も上がりそうだ。

 軍港の配置を巡って県と那覇市は北側案を推しており、浦添市の南側案とで意見が二つに分かれている。軍港移設や浦添ふ頭地区の整備に向けた一番のネックだ。2019年10月、玉城デニー知事と城間幹子那覇市長、松本哲治浦添市長は会談し、軍港配置について移設協議会の枠組みで話し合うことを決めた。民間の港湾計画についても那覇港管理組合で協議している。