鷹、オリに大敗で連勝が5で止まる 2回5失点の二保はローテ陥落も…

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

バレンティンの猛打賞に工藤監督「1本出たことが何より大きい」

■オリックス 8-2 ソフトバンク(15日・PayPayドーム)

ソフトバンクは15日、本拠地PayPayドームでのオリックス戦に2-8で完敗を喫して連勝は5で止まった。先発の二保が初回に2失点、2回に3失点し、2回5失点でKO。打線もオリックスの小刻みな継投の前に2点止まりに終わった。

指揮官の懸念が的中してしまった。二保が課題だった立ち上がりにつかまった。1死から福田に四球を与えると、宗に中前打、T-岡田に2点適時打を許した。2回には福田の2点適時打、吉田正の適時打で3点を失い、右腕は早々に降板した。

試合前にも二保の立ち上がりを不安視していた工藤公康監督は試合後「言ってその通り打たれたら嫌ですよね。ここまでのゲーム展開もそんなに打って勝っているというわけではないので、これ以上失点してしまうと、回の途中で代えないといけなくなるので」と、2回で諦めた理由を説明。次回登板については「また話して決めます」とだけ語り、ローテ落ちとなる可能性を示した。

打線はオリックス7投手の継投の前に、わずか5安打に終わった。そのうちの3安打はウラディミール・バレンティン外野手が放ったもの。バレンティンは4回に10試合ぶりの9号ソロを放つなど、今季初の猛打賞とし、指揮官は「1本出たことが何より大きいと思います。1本出たことが本人にとっては何よりホッとするところだと思います」と語り、今後の復調を期待していた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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