【新型コロナ】136人が感染、1日あたりで過去最多 県内

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、県内で15日、10歳未満から80代までの男女136人の感染が新たに確認された。1日当たりの感染者数は8日(128人)を上回り、過去最多。3日連続で100人を超えた。感染経路不明は54人で、クラスター(感染者集団)関連や家族内での新規感染者が相次いだ。

 横浜市は、過去最多の57人。日本体育大学横浜・健志台キャンパス(同市青葉区)で活動するレスリング部の男子学生15人と、OBで20代の男性会社員3人の計18人が感染。同部関連の感染者は20人となり、市はクラスターが発生したとみて調査を進める。済生会横浜市南部病院(同市港南区)では、40代の女性看護師と80代の女性患者が新たに感染。同病院の感染者は計10人になった。

 この他のクラスター関連では、厚木市立依知南小学校(児童数495人)で、女子児童と30代の女性教員が新たに陽性と判明。同市の湘南厚木病院では女性看護師3人と男性職員が感染。逗子市の介護福祉施設でも、50代の施設職員の男女2人の感染が分かった。

 川崎市は13日に並ぶ過去最多の31人。いずれも宮前区在住で、介護施設の20代女性職員と80代の自営業男性が中等症という。

 藤沢市は市民病院の20代の女性看護師ら5人。横須賀市では男女7人のうち80代無職男性が中等症。相模原市は、都内の職場で同僚の感染が確認されている50代の男性会社員ら2人が陽性と判明した。

 また県は、県立神奈川総合高校(横浜市神奈川区)の70代の女性非常勤講師と、県立循環器呼吸器病センター(同市金沢区)の20代の男性看護師の感染を発表した。

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