【神奈川高校野球 代替大会】相洋が夏の公式戦で37年ぶり4強 エース本田5安打完封

【相洋-立花学園】

 夏の甲子園と神奈川大会の中止を受け、県高野連が独自に開催する「県高校野球大会」の準々決勝が16日、バッティングパレス相石スタジアムひらつかで行われ、第1シードの相洋が5ー0で第2シードの立花学園を下し、夏の公式戦は1983年以来、37年ぶりの4強入りを決めた。22日の準決勝で桐光学園―星槎国際湘南の勝者と対戦する。

 相洋はエース右腕の本田真也(3年)が投打に活躍した。球威ある速球を軸に散発5安打、無四球で完封。打っては1―0の五回2死一、二塁から左越えの適時二塁打で2点を加えるなど、計4打点をマークした。

 立花学園打線は連打が出ず、先頭が単打で出塁した七回も好機を生かせなかった。先発左腕の武井朋之(3年)は六回途中まで3失点(自責2)と粘りを見せた。

 相洋の高橋伸明監督は久々の4強入りについて「時が止まっていたかのような感じだけど、うれしく思います。選手は意識が代わり、試合に対する技術が上がった」と話していた。

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