桜庭ななみ、晴れ女ぶり発揮で「13」無事クランクアップ

8月22日に最終回を迎えるフジテレビ系連続ドラマ「13(サーティーン)」(土曜午後11:40)。主演の桜庭ななみが放送終了を直前に控えクランクアップを迎え、現在の心境を語った。

イギリスでブームを巻き起こしたBBCの人気ドラマ「サーティーン/13 誘拐事件ファイル」をリメークした同作。13歳の時に行方不明となり、13年後に突如家族の元に戻って来た主人公の相川百合亜を桜庭が演じ、捉えどころのない言動で周囲の人々を翻弄(ほんろう)し、運命を狂わせていく百合亜の隠された真実と、家族が抱えていた秘密が、次第に明らかになっている。

新たに女児誘拐事件を起こした黒川一樹(藤森慎吾)の大暴走で、ついに百合亜と一樹の直接対決が描かれる。桜庭は「スタッフの皆さんも優しくて穏やかで、キャストの皆さんともいろいろなお話ができて、とても楽しい現場でした。百合亜役を演じて充実感があったので、撮影が終了してホッとした気持ちと同時に寂しさもあります」と振り返る。作品への出演で「新たな自分をお見せできたと思います。そして、“未来は変えられる”というメッセージ性のある作品に参加できてうれしかったです」と語り、得たものも大きかったようだ。

さらに、「父親役の神保悟志さんともお話をしていましたが、百合亜が勉強を頑張って刑事になり、誘拐された人たちの気持ちに寄り添い、解決していくというストーリーがいいねと。13年後なので、百合亜は39歳。13年前は私も…というオープニングから始まる物語です」と続編への期待ものぞかせた。

梅雨時の撮影となったが、ほとんど天気に悩まされることもなく「私、本当に晴れ女なんです。クランクアップの日も私のシーンが終わってから、どしゃぶりになりました。ただ、最後のシーンは雨が降りましたが、雨の方がせつなくていい感じになったと監督もおっしゃっていて、そういうことも含めて天気が味方してくれていたと思いました」と笑顔で明かしている。

百合亜の母・麻美(板谷由夏)が13年間隠していた秘密を受け入れ、ようやく心を開いた百合亜。そんな2人を一樹からの電話が引き裂く。一樹は、百合亜との再会が誘拐した少女を解放する条件だと告げる。麻美は反対するが、百合亜の決意は固く、刑事・永井敏彦(青柳翔)からGPSを渡され、百合亜は一樹が待つ約束のショッピングモールに向かう…。百合亜は、13年間にわたる悪夢を終わらせることができるのか。そして相川家の行く末は?

桜庭は「物語が進んでいくうちに、百合亜の心に秘めていたことが明らかになっていきます。最後はどういう結末を迎えるのか? 皆さんにもドキドキしながら見守っていただければと思っています」とメッセージを寄せている。

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