プロ野球解説者・森野将彦に聞く「今季ここまでのドラゴンズ打線」

東海ラジオ『ドラゴンズステーション』8月14日のコメンテーター森野将彦氏が、今シーズンのここまでのドラゴンズ打線についてコメントした。

今シーズンは、メンバー・打順とも安定していないが、森野氏は、ここまでの評価として「選手の成績自体は、去年と比べて、上がっている選手より下がっている選手のほうが多い。それは数字を見れば明らか。ビシエドも打ってはいるが低調。高橋周平も安定した力を出してはいるが、怪我をしたのはマイナスポイント」

特にビシエドについては「4番は打つだけ(が仕事)じゃない。打てないときもある。走者を返すのも必要だが、悪いとき、不調のときに、いかに四球を増やすか、これも四番の仕事。今シーズンのビシエドは四球が少ない。もっと増やしてほしい」

さらに「いい4番、例えば(これまでドラゴンズで4番を打った外国人選手の)タイロン・ウッズ、ブランコを見てきたが、三振も多いが四球も多く取れる。後ろ(の打者)へチャンスを広げることができる。それは得点チャンスにつながる。(ビシエドには)もう少し我慢してボールを見極めてほしい」と要望した。

また、高橋周平については「怪我から復帰してから調子が上がってきた。踏み込みが強くなってきた。バットが振れてきた」と評価し「安定した力を出せるのでは」と続けた。そこで「高橋の打順は、3番か5番か、どちらがいいと思うか」と訊ねられると、森野氏は「適正な5番がいれば3番を打たせたい。打線の流れとしてもそのほうがいい」と答え、5番の固定を条件に、高橋3番を推した。

固定と言えば、今シーズンのドラゴンズは、1,2番が固定しないことも課題となっている。森野氏は「出塁率も長打率も低い。盗塁も少ない」と得点力不足の要因を指摘した。

東海ラジオのプロ野球解説者がコメンテーターを務める『ドラゴンズステーション』(月~金16:00~)。森野氏のほか、ドラゴンズステーション東海ラジオのプロ野球解説者は、権藤博氏、鈴木孝政氏、鹿島忠氏、山本昌氏、山﨑武司氏、谷繁元信氏、大西崇之氏、井端弘和氏、など。東海ラジオでは『ドラゴンズステーション』に続いて、プロ野球実況生中継『ガッツナイター』でドラゴンズの試合をメインに熱い戦いを伝える。

ドラゴンズステーション

放送局:東海ラジオ

放送日時:毎週月曜~金曜 16時00分~17時58分

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