【インドネシア】ジャカルタの活動制限、27日まで再延長[社会]

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16日は一部車線のみが自転車や歩行者に開放された=ジャカルタ(NNA撮影)

インドネシア首都ジャカルタ特別州のアニス・バスウェダン知事は13日、新型コロナウイルス対策の「大規模な社会的制限(PSBB)」を27日まで再延長すると発表した。制限を段階的に緩和する移行期間の「フェーズ1」を維持する。フェーズ1の延長は4度目。日曜日に目抜き通りを歩行者に開放する「カーフリーデー」を再び中止した。

アニス知事は「人の密集につながるようなあらゆる社会活動を禁止する」と述べた。17日の独立記念日の恒例行事として町内会などで実施される運動会も感染リスクが高いとして禁止し、簡易的な祭典のみとするよう求めた。カーフリーデーは6月下旬、3カ月ぶりに再開していたが再び禁止した。

アニス知事は、ジャカルタの陽性率(検査数に対する陽性数の比率)は平均で5.7%だが、過去1週間は8.7%に上昇したと説明。感染リスクが高まっていると注意を呼び掛けるとともに、州内の検査能力を引き上げると強調した。

州内の新型コロナ患者受け入れ病床のうち、65%に当たる4,456床が使用中という。7月の使用率は40~50%だったが、8月に入って上昇している。

州政府によると、17日の感染者は538人と、6日連続で500人を超えた。累計感染者数は3万92人。入院中の患者は2,651人、自主隔離中の患者は6,514人。累計死者数は1,011人だった。

マスクの未着用などPSBBの規定違反者は減らず、10日までの1週間は摘発件数が1万7,172件に上った。

■西ジャワ州も延長か

地元各メディアによると、西ジャワ州のリドワン・カミル知事は14日、同州5地域で実施しているPSBBについて、「ジャカルタと歩調を合わせる」と述べた。ボゴール県・市、デポック市、ブカシ県・市の5自治体は、PSBBは16日までとなっている。ただし、域内の感染状況に応じて各自治体が独自の規定を公布している。

ボゴール県は13日、県知事令『2020年第52号』を施行し、14日から一部規制を緩和。一部観光業の営業再開や営業時間の制限解除などを盛り込んだ。同令の適用期間は9月10日まで。

ブカシ市は3日に公布した通達で、ニューノーマル(新常態)の適用期間を9月2日まで延長した。期間内に感染者が確認された地区はPSBBを発動する。