すぐに効果が出る!35の基本SEO対策ポイント

SEO対策とは?

SEOとは、Search Engine Optimizationの略称です。Search Engineとはいわゆる検索サイトのことで、Google、Yahoo、Bing、Duck Duck Go、Baidu(中国版Google)、Yandex(ヤンデックス。ロシアの検索エンジン)などがあり、これら検索サイトで自分のウェブサイトが検索結果のなるべく高いポジションに表示されるよう対策を施すことをSEOと呼びます。アメリカではGoogleのシェアが95%以上と圧倒的なため、SEOと言えばGoogle対策と考えてほぼ間違いありません。

なぜSEO対策が必要なのか?

Googleなどの検索サイトからウェブサイトへのアクセスは”Organic Traffic”=自然検索と呼ばれます。Organic Trafficの一番良いところは、最も効率よく集客ができることです。ウェブサイトへの集客はオンライン広告を使ったり、SNSやメルマガという方法もあります。ただしこれらはどれも、お金や時間や労力が掛かる方法です。それに対してOrganic Trafficはコストを掛けずに集客ができ、何よりGoogle検索から来るユーザーはあなたのウェブサイトにすでに興味関心がある可能性が高いため、ポテンシャルの高いユーザーを無料で集めることができるのです。

 

完璧なSEO対策はない

Googleは“アルゴリズム”と呼ばれる、検索結果表示順の決定プロセスを企業秘密として公開していません。表示順を決めるGoogleの指標(Ranking Factor)は少なくとも200以上あると言われ、しかもその中身は絶えず変化を続けています。そのため、何がランキング指標なのか、それがどの程度重要なのか、どのように対策すべきかはデジタルマーケティング業界で常に終わりのない議論が続けられており、ウェブサイトの運営側も時代に合わせ常にブラッシュアップしていく必要があるのです。

 

まずは35の基本的なSEO対策から

SEO対策には終わりも完璧もありませんが、いくつかのランキング指標は多くのデジタルマーケターから直接的・間接的に効果があると実証されていたり、またGoogleから公式にRanking Factorであると認められているものもあります。今回はその中でも特に重要で即効性のある、35のポイントを紹介します。

 

1. サイトスピード

ウェブサイトのスピードはGoogleのPage Speed Insightを使って測定することができます。速ければ速いほど良いというものではありませんが、標準以上のスピードをキープしましょう。

 

2. セキュリティ

サイトがセキュアかどうかは重要な指標です。まだHTTPのウェブサイトは早急にSSLを導入し、HTTPSサイトに切り替えてください。

 

3. XMLサイトマップ

WordPressを使用していれば、Yoast SEOやAll in one SEOなどのプラグインを使って簡単にXMLサイトマップを作成することができます。そのサイトマップをGoogle Search Consoleにインストールすることで、検索エンジンにウェブサイトの全体構成を理解させます。

 

4. モバイルフレンドリー

現在、世界の約52%の検索はモバイルから操作されています。モバイルサイトの機能・使いやすさも忘れずにチェックし、コンテンツはPC版と合わせるようにしましょう。

 

5. モバイルサイトスピード

使いやすさと同様に、モバイルでの表示速度も重要です。Page Speed Insightを使って定期的に測ってみてください。

 

6. AMP

AMPはAccelerated Mobile Pagesの略称で、通常のモバイルページより高速で表示することができます。PC版のランキングには影響しませんが、AMPページはモバイル版では上位に表示されやすくなります。

 

7. ドメインの年齢

ドメインの古さは直接のRanking Factorではありませんが、長く使用されているドメイン(ウェブサイト)ほどバックリンクやコンテンツが多くSEO的に有利な場合が多いです。

 

8. Domain Authority (DA)

Domain Authorityはそのドメインがどれだけ信頼性があるか、ドメインのパワーを示す数字で、高いほど優良なドメインと見なされます。DAはAhrefsやMozなどのSEOツールで測ることができます。

 

9. Meta Description(メタタグ)

メタタグは各ページに設置することができ、そのページが何のページであるかを検索エンジンに理解させるための短い説明文です。各ページ、英語なら160文字以内、日本語なら120文字以内を目安に、重要キーワードを含んだ文章を設定しましょう。

 

10. Schema

Schemaはウェブサイトの構造化データの規格です。構造化データをこのSchemaの規格に準じることで、Googleがウェブサイトの構造を理解する手助けとすることができます。

 

11. サイト内リンク

適正なサイト内リンクはナビゲーションの質の評価につながります。また特に重要なページには多くの被サイト内リンクを貼ることで、それを重要ページと認識させることにもなります。

 

12. 定期アップデート

ページを定期的に更新し、フレッシュなコンテンツを盛り込むことでGoogleにアクティブなウェブサイトであることをアピールします。

 

13. サイトの質

ここでいう質とは、文法やスペルミスがないこと、ナビゲーションが分かりにくくないことなど基本的なものを指します。

 

14. キーワードの使用率

コンテンツ内のキーワードは以前は多ければ多いほど良いとされていましたが、現在はあまり不自然に詰め込みすぎるとGoogleからペナルティを受ける可能性があります。SEOツール会社のYoastによると、コンテンツ内のキーワード使用は0.5~2.5%にすることが推奨されています。

 

15. タイトルタグ/H1タグ

タイトルタグとH1タグは各ページに1つずつのみ設定することができます。ブログやニュースなどの記事投稿系ページ、製品・サービスページのこれらのタグ内には必ずキーワードを含めるようにしましょう。

 

16. サブタイトル

H1が大見出しなのに対し、サブタイトルと呼ばれるH2、H3、H4などの小見出しは1ページ内に何度でも使用することができます。これらのサブタイトルはページの構成を整頓するために効果的に使い、不自然にならない程度にキーワードを入れることがSEOに有効です。

 

17. 目次

タイトルタグやサブタイトルタグと同様、ページ構成を整理するのに効果的なのがTable of Contents(目次)の設置です。ページ内の各見出し部分にナンバリングし、コンテンツの冒頭部分に目次として設置します。

 

18. コンテンツの長さ

1ページあたりの文字量に特に決まりはありませんが、すでに同じような情報をカバーしているページがあればそのコンテンツよりも優れた内容、新しい情報を盛り込むようにしましょう。そうすることで既存のページよりも高い表示順を獲得できる可能性が高まります。

 

19. キーワードの位置

各種タグやコンテンツ内にキーワードを入れても今いち効果が見られない場合、キーワードの位置を文章内のより前方に移動してみてください。

 

20. URL

各種タグと同様、ページのURL内にもキーワードを含めます。ただしこちらも詰め込みすぎは厳禁です。

 

21. サブドメイン

ウェブサイトによっては、ページを追加する場合サブドメインを設定するサイトもあります。そのような場合でも、サブドメイン内に極力キーワードを入れるよう心掛けてください。

 

22. Content Meta Description(投稿ページのメタタグ)

メタディスクリプションは、HomeやContactなどの固定ページ以外にも記載するようにしましょう。ブログやニュース記事ではついつい入力を飛ばしがちですが、すべてのページに個別のメタタグが設定されているのがベストです。

 

23. コンテンツのバリエーション

テキストや画像のみのウェブサイトの場合、動画コンテンツも追加するようにしましょう。

 

24. Alt Text タグ

Altタグは画像に設置するタグです。その画像がどんな画像なのか、キーワードを含んだ文章や単語で1枚ごとに設定してください。

 

25. 適切な外部サイトへのリンク

Externalリンク、Outboundリンクと呼ばれる外部サイトへのリンクを設置するときは、そのサイトがスパムなどの有害なサイトでないか、きちんと存在しているサイトかどうかを確認してください。また設置後も定期的にチェックし、アクセスできなくなっていたら削除したりリンク先を変更するなどの対応が必要です。

 

26. 箇条書きコンテンツ

箇条書きされたコンテンツはGoogleのAIが理解しやすく、Featured Snipetに採用される可能性が上がります。箇条書きの各文章の先頭にナンバーや「・」「✓」をつけると、AIがリスト化しやすくなります。

 

27. Bounce Rate(直帰率)

直帰率はGoogleのランキング指標かどうか長らく議論が続いているポイントですが、SEOツール会社のSemrushによると直帰率のスコアは表示順に影響すると結論付けられています。Googleの公式発表ではないものの、直帰率は下げる努力をしたほうが無難です。

 

28. サイト滞在時間

1アクセスがどのくらいサイトに滞在したかという時間の長さも、表示ランキングに影響すると言われています。サイト滞在時間を延ばすには動画コンテンツが効果的です。

 

29. 閲覧ページ数

サイトに滞在した時間だけでなく、何ページ閲覧されたのかも重要です。閲覧ページ数が多いほど良い傾向です。

 

30. ダイレクト流入

参照元がないダイレクトアクセスは、ロイヤルカスタマーが多いと見なされ、そのサイトが優良であると評価される可能性が高まります。

 

31. ソーシャルシグナル

Facebook、Instagram、TwitterなどのSNS上の数字=いいねやシェアやフォロワーの数自体は、直接はGoogleのランキング指標ではありません。ただし、ポジティブな反応が多いことはランキングに好影響を与えると言われています。

 

32. ビジネスリスティング

Google MapやYelp、Trip Advisorなど、リスティング系のサービスは積極的に利用しましょう。掲載する際、会社名や住所、電話番号の表記方法は統一するよう注意してください。

 

33. バックリンク

バックリンク(被リンク)は他サイトからあなたのウェブサイトへのリンクのことです。バックリンクはリンク元のウェブサイトの質が重要で、例えばニューヨークタイムズなどの有名かつ優良なサイト、.govや.eduなどの公的機関、同業者のサイトなどからバックリンクをもらうことで強力なSEO効果があります。

 

34. バックリンクのDomain Authority

くり返しになりますが、バックリンクは数よりも質が重要です。リンク元の質の高さはDAで測られます。もちろん数が多いことも有効ですが、DAの極端に低い有害サイト、怪しいサイトからのリンクはむしろSEOには逆効果となります。またリンク販売業者からの購入は絶対にしないでください。これはGoogleのガイドライン違反にあたり、ペナルティを受けると最悪の場合サイトがGoogle上で表示されなくなってしまいます。

 

35. クリック率(CTR)

クリック率(Click Through Rate=CTR)は、ウェブサイトがGoogle検索に表示された回数に対してクリックされた割合です。CTRが高いほど関連の強いサイトであると見なされ、表示順が高くなります。CTRはGoogle Search Consoleから確認ができるので、定期的にチェックしてみてください。

 

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