「分党せず合流を」 国民民主、長崎県連が本部に要望へ

 立憲民主党との合流を巡り、国民民主党の玉木雄一郎代表が「分党」を表明したことを受け、国民民主党長崎県連は16日、長崎市内で拡大三役会を開き、分党せずに全体で合流するよう党本部に要望することを確認した。
 拡大三役会は、山田朋子代表や西岡秀子衆院議員(長崎1区)、深堀浩幹事長をはじめ、県内各総支部の代表ら18人が出席。終了後、取材に応じた山田代表は「分党ではない方法を最後まで模索してほしいという要望があり、立憲民主党と大きな固まりになるべきという意見が大半だった」と明らかにした。
 国民民主党は19日、全国幹事会をテレビ会議で開き、両院議員総会で分党について議論する。深堀幹事長が同幹事会で県連の意見を説明する方針。西岡衆院議員は「分党は11日の役員会で初めて提案された。どういう経緯があったのか。両院議員総会で、まずは説明を受けたい」と述べた。
 県連は両院議員総会を受け速やかに常任幹事会を開き、対応を判断する。


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