巨人が変わらず首位をキープ、DeNAは負け越しゲーム差は4に広がる
新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れで6月19日に開幕を迎えたプロ野球も50試合程度を消化しペナント争いも徐々に見えてきた。8月10日から8月16日までの第9週を終えて、セ・リーグは巨人、パ・リーグはソフトバンクが首位に立っている。
ここではその8月10日から8月16日までのプロ野球第9週の選手成績を検証し、Full-Count編集部独自に週間ベストナインを選出した。今回はセ・リーグ。
【セ・リーグ現在の順位表】※16日終了時点
→1 巨人 47試合27勝17敗3分
→2 DeNA 50試合25勝23敗2分 4.0
↑3 阪神 48試合22勝23敗3分 1.5
↓4 ヤクルト 48試合21勝22敗5分 0.0
↑5 中日 51試合21勝26敗4分 2.0
↓6 広島 48試合19勝24敗5分 0.0
【第9週セ・リーグ】
1 中日 4勝2敗0分
2 巨人 3勝2敗0分
3 阪神 3勝2敗1分
4 広島 2勝2敗1分
6 DeNA 2勝4敗0分
6 ヤクルト 2勝4敗0分
第9週のセ・リーグは中日が4勝2敗と勝ち越し最下位を脱出。首位・巨人も3勝2敗と貯金1を作り首位をキープした。DeNAは前週に首位まで2ゲーム差に迫っていたが2勝4敗と負け越し巨人とのゲーム差は4に広がった。阪神は3勝2敗1分けとし3位に浮上し広島は最下位に転落した。
巨人の中島は通算200号をマーク、打率も.467で週間“首位打者”
【第9週セ週間ベストナイン】
先発 小川泰弘(ヤクルト)
救援 大江竜聖(巨人)
捕手 梅野隆太郎(阪神)
一塁 中島宏之(巨人)
二塁 菊池涼介(広島)
三塁 高橋周平(中日)
遊撃 京田陽太(中日)
左翼 サンズ(阪神)
中堅 丸佳浩(巨人)
右翼 鈴木誠也(広島)
首位・巨人ではベテラン中島が絶好調だ。第9週では5試合中4試合にスタメン出場し15打数7安打の打率.467、2本塁打4打点。14日の中日戦では通算200本塁打をマークするなど勝負強い打撃も健在だ。不振だった丸も5試合連続安打の20打数9安打で打率.450、2本塁打3打点と大爆発だった。
4勝2敗と好調だった中日勢は高橋周が4試合でマルチをマークし23打数10安打の打率.435、1本塁打4打点。当たりが止まっていた京田も26打数9安打、打率.346を記録し息を吹き返した。
阪神はサンズが20打数6安打の打率.300、2本塁打、週間トップの7打点をマーク。捕手ながら打率3割をキープしている梅野は25打数7安打、打率.280、3打点と安定した成績を残してる。
先発部門は15日のDeNA戦(横浜スタジアム)で史上82人目、93度目となるノーヒットノーランを記録したヤクルトの小川を選出。135球、打者32人、3四球、10奪三振の力投だった。広島のドラ1森下も14日の阪神戦(京セラドーム)で2安打12奪三振のプロ初完封と小川に負けない投球を見せた。(Full-Count編集部)