ナショナルズ・ガルシア 2000年代生まれ初の本塁打!

ナショナルズの有望株ルイス・ガルシアが日本時間8月18日のブレーブス戦に「6番・セカンド」で先発出場し、2回表の第1打席でブレーブス先発のトゥキ・トゥサントからメジャー初本塁打となる1号2ランを放った。現在20歳のガルシアは2000年5月16日生まれ。メジャーリーグにおいて、2000年代生まれの選手が放った初めての本塁打となった。

ガルシアが生まれた2000年5月16日、ナショナルズはまだモントリオール・エクスポズとしてプレーしていた。ダイヤモンドバックス先発のランディ・ジョンソンが12個の三振を奪って完投したものの、エクスポズはハビアー・バスケスの好投もあって2対0で勝利。それから20年が経過してナショナルズは故障者リスト入りしたスターリン・カストロの穴埋め役としてガルシアをメジャーへ昇格させ、ガルシアにとって今日の試合が3試合目の出場となった。

デーブ・マルティネス監督は「ルイスが二塁に入ってくれるのを私は本当に気に入っているんだ」と語り、ここまでのガルシアのプレーぶりに満足げな様子を見せている。カストロは10年前(当時カブス所属)に1990年代生まれの選手として初めての本塁打を放っており、カストロの代役としてガルシアがプレーしていることは何か不思議な縁を感じさせる。

メジャーリーグ公式サイトのアンドリュー・サイモンによると、20歳93日でのメジャー初本塁打はナショナルズの球団史上3番目の若さだという(エクスポズ時代も含む)。1位はフアン・ソト、2位はブライス・ハーパー(現フィリーズ)、4位はゲーリー・カーター、5位はクリフ・フロイドとなっており、ガルシアは球団の名選手の系譜に名を連ねたことになる。

ベテラン選手が多いナショナルズでは、ソト(21歳)、カーター・キーブーム(22歳)、ビクトル・ロブレス(23歳)など若きスター候補たちが続々と台頭している。2000年代生まれ初本塁打を放ったガルシアのさらなる活躍にも期待したい。

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