雲仙市と太陽工業が協定 災害避難所にテントを提供

山本執行役員(中央)から簡易間仕切りの説明を受ける金澤市長(左)=雲仙市役所

 雲仙市はこのほど、テント構造物メーカーの太陽工業(大阪市)と災害時の天幕資機材提供に関する協定を結んだ。市が設置する避難所に、同社がエアテントや間仕切りなどを提供する。
 同社は全国の15自治体と同様の協定を結んでおり、県内では同市が初。市役所で締結式があり、金澤秀三郎市長と同社の山本正人執行役員が調印。金澤市長は「避難所の居住性の確保に貢献いただき、市民の安全安心につながる」、山本執行役員は「有事に社会貢献できる企業を目指し、さまざまな要望に対し全力で取り組みたい」と述べた。
 締結式後には同社スタッフが、更衣室などとしても活用できる簡易間仕切りの設営を実演した。

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