芦北の料理店が球磨村で炊き出し 自慢のパスタ振る舞う

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被災者に自慢のパスタを振る舞う芦北町のイタリア料理店「コラッジオ」の積一也さん(左)=15日、球磨村神瀬地区

 7月の豪雨で被災した熊本県芦北町のイタリア料理店「コラッジオ」のオーナーシェフ、積一也さん(54)が15日、同じく被災した球磨村神瀬地区で、浸水した住宅の片付けに追われる住民らに店自慢のパスタを振る舞った。

 山里保全など地域づくりに取り組む芦北町のNPO法人「みさと」が、交流のある個人や団体から災害支援で寄せられた義援金を提供。炊き出しの材料費などに充てた。

 正午すぎ、神瀬保育園の園庭でトマトソースを使った冷製パスタが振る舞われ、片付けの手を休めた住民らが舌鼓を打った。

 積さんの店舗も豪雨で浸水。ほぼ全ての調理機材が使えなくなり休業していたが、19日から仮オープンを予定している。加えて移動販売も検討。炊き出しは屋外での調理・販売の試行も兼ねた。

 積さんは「多くの人の支援で店を再開できる。少しでも地域に恩返ししたい」と話した。(山本文子)