「ドクターY」に“失敗しない女”米倉涼子が参戦!

テレビ朝日系で今秋に放送予定のドラマ「ドクターY~外科医・加地秀樹~」(日時未定)に、大門未知子役の米倉涼子、神原晶を演じる岸部一徳が出演することが分かった。

同ドラマは、勝村政信演じる“腹腔鏡の魔術師”と呼ばれるほど腕は確かなのに、金にどこまでも汚い、でもどこか憎めない人間らしい外科医・加地秀樹を主人公にした、米倉主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」のスピンオフシリーズ最新作。

第5弾となる今回は、東帝大学病院を追われた加地が、私立の名門・成鏡大学病院に客員准教授として招かれ、そこでバスケットボール界の若きスーパースター・大根類の手術をサポートするために呼ばれたフリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)と再会。加地は手術には参加させてもらえなかったものの、もう一人のVIP患者である日本スポーツ連合会長の尾蔵大介に取り入り、なんとか東帝大復帰への足がかりを作ろうと画策する。

そんな加地がなぜか頻繁に、大門や城之内が所属する「神原名医紹介所」に出入りしているようで、成鏡大学病院での出来事を愚痴混じりに大門や神原に打ち明けては、その会話の中から加地が治療に関するヒントを得たりと、大門と神原が今回大きな役割を担うことになっていく。

スピンオフ作品への出演に、米倉は「『ドクターY』も5回目で、そろそろ『ドクターX』が追い抜かされそうになってます」とまさかのコメント。さらに「ここの現場に来ると、『ドクターX』だからとか『ドクターY』だから、という枠組みではないある種の“一体感”みたいなものがあって、台本をもらった時から『あぁ、(この作品に)愛情があるんだな』って感じるんです。だから前回の『ドクターX』が終わってから、まだそんなに長い時間が経った気もしないし、すごく自然に、なんの違和感を覚えることなく、今もここで未知子になっています。自分でもびっくりしちゃうんですけどね(笑)」と笑顔で語る。

現場の雰囲気は良好のようで、「みんなに久しぶりに会っても、『元気にしてた?』なんていう会話は2、3語くらいで、すぐにたわいもない世間話が始まっちゃう。ものすごい安心感の中で撮影させてもらっています」と、長年共に過ごしてきたキャスト・スタッフに全幅の信頼を寄せている。また、「でも安堵感だけじゃなくてちゃんと勉強もしてるんですよ(笑)。『ドクターY』は私の出演部分はコントのような部分も多いから、そこはしっかり気合入れています! あらためて、大好きな人たちが集まって作品を作っているんだな、と実感しています」と手応えを得ている。

岸部も「『ドクターY』ももう5回目ですか…。最初は『ドクターX』をやっている間に撮っていて、ちょっと出たりしていたのですが、いつの間にか配信だけのものから、2時間の作品にまでなって、なんだかとてもいい感じになっていますよね」としみじみ。「未知子と晶は『ドクターY』に出演する時はいつもよりは気楽な感じではありますけど(笑)、それでも未知子が出てきて、加地先生にちょっとしたヒントを与える、というのはご覧になる皆さんも楽しみなところなのではないでしょうか。全然出てこないのも寂しいものですからね、とてもいいバランスなんだと思います」と本編とは違う目線で、出演楽しんでいる様子。

そして「このメンバーとはしばらく会ってはいなかったんですけど、会うとすぐに元に戻っちゃうんですよね。そういう意味でも独特なドラマなんでしょうね、『ドクターX』は。だから今日も現場に来るのが楽しみでした。医療の面はしっかり描かれつつ、笑えるところや泣けるところもある。いろんな側面から楽しめるのが『ドクターY』です。『ドクターX』のファンの方も、初めて見る方も、ぜひ楽しんでください」とメッセージを寄せている。

主演を務める勝村も「米倉涼子さん、岸部一徳さんと会うと、本当に家族に会ったような気持ちで安心しますね。今日は西田(敏行)さんや(鈴木)浩介はいませんけど、一緒にいるような気がしますし、『神原名医紹介所』でのシーンは、実家に帰ってきたような感覚ですね」と頼もしい戦友の参戦に喜んでいる。

© 株式会社東京ニュース通信社