中国の工業生産、7月は安定成長を維持

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中国の工業生産、7月は安定成長を維持

吉林省長春市にある一汽解放集団の工場で、車両を組み立てる従業員。(6月19日撮影、長春=新華社記者/張楠)

 【新華社北京8月18日】中国では7月、新型コロナウイルス感染症予防・抑制と経済社会発展を統括する各種政策措置の実施ならびに効果の顕在化に伴い、工業の再開レベルはさらに上昇した。また、多数の製品や業界の生産で改善が見られ、新たな原動力は絶えず強化され、全体として着実な回復傾向にある。

 一定規模(年商2千万元、1元=約15円)以上の工業企業を対象としたサンプリング調査の結果、7月27日時点で、69.3%の企業が通常生産の8割超まで回復、6月中旬から0.9ポイント高まった。7月、一定規模以上の工業企業の付加価値生産額は前年同月から4.8%増え、伸び率は前月と横ばいだった。

 製品別にみると、612品目の工業製品のうち、60.3%を占める369品目が伸び、前月比でやや拡大した。業種別にみると、工業41業種のうち、61.0%にあたる25業種が成長した。

 設備製造業の付加価値生産額は前年同月から13.0%増え、伸び率は前月から3.3ポイント拡大した。うち自動車製造業は21.6%増、8.2ポイント拡大、伸び率は16年第4四半期(10~12月)以来の月間最高となった。電気機械・器材製造業は15.6%増、前月比6.9ポイント拡大し、伸び率は10年ぶりの高水準となった。電子、計測機器、専用・汎用設備などの分野はそろって約10%の伸びを保った。

 7月、ハイテク製造業の付加価値生産額は前年同月比9.8%増と、5カ月連続で8%以上の伸びとなった。製品別にみると、新興製品の急増が目立ち、3Dプリンターは4.5倍、スマートウォッチは3.3倍、サービスロボットは2.3倍それぞれ増え、スマートバンドは29.5%増になった。また、原材料産業の付加価値生産額は4.6%増となり、うち鉄鋼業は7.9%増、化学工業は4.7%増だった。

 海外における新型コロナの流行により、一部の消費財輸出は年初以降、大幅に落ち込んだが、7月は消費財輸出に回復の兆しが見られ、輸出納品額は前年同月比6.8%低下したものの、減少幅は前月比で4ポイント縮小した。