【新型コロナ】18日の神奈川県内、84人感染 クラスター発生の病院関連目立つ

 新型コロナウイルスの感染再拡大を巡り、神奈川県内で18日、新たに10歳未満~90代の男女84人の感染が確認された。感染経路不明は39人で、クラスター(感染者集団)が起きた医療機関や家庭内感染などに関連した新規感染者が相次いだ。

 厚木市の湘南厚木病院では、80代と30代の男性患者2人と30代男性看護師が感染。同病院の感染者は計24人となった。同市立依知南小学校でも女子児童の感染が報告され、これまでに児童12人を含む計17人の感染が判明。同校は2学期の始業を19日から27日以降に延期することを決めた。

 横浜市では済生会横浜市南部病院(港南区)の30代女性看護師と80代女性入院患者の感染が確認され、同病院の感染者は計13人になった。横須賀市でも市立うわまち病院関連で10例目となる70代男性入院患者の感染が明らかになった。

 一方、家庭内感染も多く、川崎市では10人の感染が判明した。うち4世帯は複数人が陽性とされ、5人は市立小中学校の児童生徒4人と幼稚園児1人だった。横浜、三浦、綾瀬市でもそれぞれ3人確認された。

 ◇

 川崎市は18日、市立川崎病院(川崎区)で感染が判明した30代男性小児科医の診察を受けた小児患者ら計16人を検査した結果、全員陰性だったと発表した。在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)も同日、軍関係者1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

© 株式会社神奈川新聞社