「科捜研の女」season20放送決定! 新型コロナウイルスと共に生きる今の世界を描く

京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)が、法医・物理・化学・文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑むドラマ「科捜研の女」の最新シリーズとなるseason20が、10月にスタートする(開始日未定)。

同作は、“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒(ほうじょう)な人間ドラマ”が絡み合う上質なミステリーとして、1999年のスタート時から根強い人気を誇り、現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズ。前シーズンは2019年4月から20年3月まで1年間のロングラン放送にチャレンジし、全34話の平均視聴率は11.6%と、安定した人気を見せつけた(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。記念すべきseason20は、“新しいマリコ”“新しい科学”“変わらない京都の風情と人情の機微”を届ける。

前シーズンで、マリコと、科警研の女(檀れい)、後妻業の女(鶴田真由)やぬか漬けの女神(森口瑤子)ら癖のある女性たちとの対決が大きな反響を呼んが、この“VS ○○な女”バトルは継続するという。果たしてどんな女たちがマリコと対峙(たいじ)することになるのか?

また、“衝撃的なマリコのワンカット”もファンにとっての楽しみとなっている。“マリコの壁ドン”“マリコ寿司を握る”“マリコ、池の水を全部抜く!?”など、真相解明のためなら向こう見ずに行動する一直線な性格と、演じる沢口の真摯さがシンクロし、奇跡的なシーンが生まれてきた。新作では“絶壁にぶら下がり、絶体絶命のマリコ”“マリコ激辛にチャレンジ!?”といった奇抜なワンカットが見られる予定だ。

「『season20』が始まると聞いた時は、『またマリコに会える!』という喜びでいっぱいになりました」と歓喜の声を上げた沢口。「科学一辺倒だったマリコはこの20年間で、人間を優しく見つめる女性に成長しました。変わらないのは、真実を突き止めようという姿勢ですね。私自身もこの20年間で脚本を深く読み込むようになりましたが、作品に向き合う姿勢は変わっていないと思っています」と感慨深げに語る。

そして、「最新シーズンでは、最先端の科学捜査や深みのある人間ドラマはこれまでと変わりませんが、新型コロナウイルスと共に生きる今の世界を踏み込んで描いています。劇中でもソーシャルディスタンスを保つなどの取り組みを行っていますが、登場人物たちが距離を置くことでいい緊張感が生まれたり、ラボのセットを広く活用することで、これまでよりもレギュラーメンバーの個性が生きてきたり……と思いがけず新しさを感じています」と、現在の状況をリアルタイムで劇中に取り込む試みがあることを明かした。

最後に沢口は「新たな“衝撃的なマリコのワンカット”や最新科学鑑定も登場しますし、視聴者の皆さんも新しさをも感じられるシーズンになるのではないかと思っています。ぜひ、『season20』にご期待ください」と、21年目となる新シリーズに意欲を燃やした。

なお、バラエティーに富んだストーリーを描き出すのは、最強の脚本家布陣。科学ネタにも精通する戸田山雅司氏、櫻井武晴氏という日本トップクラスの脚本家2人が“ダブルメイン”で執筆に当たるほか、真部千晶氏、岩下悠子氏、李正姫氏、松本美弥子氏という、実力派の女性脚本家たちが叙情的なエピソードでシリーズを彩る。メガホンを取るのは田﨑竜太氏、森本浩史氏ら科学捜査を熟知した監督陣が顔をそろえる。最先端かつ一流の科学アイテムを登場させながらも、難解になりがちな科学ネタを、こだわりのビジュアルで分かりやすく見せていく。どんな最新科学ネタ、新鑑定アイテムが登場するのかも、大いに気なるところだ。

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