新型コロナ感染から復帰したサッシャ、闘病生活を振り返る

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。8月7日(金)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、タレントでラジオDJのサッシャさんが“新型コロナの闘病生活”について語りました。

◆新型コロナに感染……その初期症状とは?

サッシャさんは東京・新宿シアターモリエールで開催された舞台に出演し、7月10日に新型コロナに感染していることが判明。その後、入院し、17日に回復、仕事に復帰しました。

症状としては軽症だったサッシャさん。発症当初は発熱と倦怠感、頭痛、筋肉や関節の痛みがあったものの、感染者によく見られる味覚障害などはなかったと言います。熱は最大38.5°Cまで上昇しましたが、インフルエンザのような高熱が続くわけでもなく、「結果的には風邪のかなり重い部類の感じ」と振り返りました。

ただ、発症前に予兆のようなものは一切なく、自覚症状もなし。サッシャさんの場合は舞台共演者が陽性になったことを聞き自己隔離したそうで、そのときは症状がなかったものの、体温は37.1°Cと微熱で、翌日夜には38.0°Cに。しかし、その翌日にはまた平熱に戻り、「風邪の場合は一定の熱が出るし、インフルエンザは一気に上がるけど、そうではなく波があった。37.0°Cだと思ったら5分後には36.5°Cだったり……最初は体温計が壊れているのかと思った」とサッシャさん。

キャスターの宮瀬茉祐子からは、PCR検査に関する質問が。サッシャさんは共演者が陽性になったことを知り、すぐに自ら保健所に連絡したそうですが、基本的に濃厚接触者でなく、症状もないと保健所のPCR検査は対象外に。他の共演者とは役回りが異なっていたサッシャさんは当初、濃厚接触者ではなかったものの、微熱があったため有症状者扱いとなり検査を受けることになった。こういった場合は保険診療で費用は軽減されるそうです。

◆経験者が語る、風邪とは違う不思議な倦怠感

発症後は病院でCTを撮り、レントゲン撮影、血液検査などを行った結果、咳はなかったものの肺炎の兆候が少し見られたため入院対象に。そして、医師確認のもと自ら希望してアビガンを処方してもらい、5日間で50錠を服用。すると「自然治癒なのか、アビガンの効果なのかはわかりませんが以降38.0°C以上の熱は出なかった」と話します。

MCの堀潤が気になっていたのは、退院、職場復帰のタイミングと条件。これについては厚生労働省によって基準が決まっているそうで、無症状の場合は例えば2週間程度。サッシャさんのような有症状者は発症から10日間が経過し、なおかつ直近72時間は全くの無症状かつ、さまざまな検査を行い正しい数値であることを医師が認めた上で問題がなければ退院、社会復帰することができるそうです。

声優の春名風花さんからは症状のなかには「鼻水」があると聞いたことがあると質問が飛びましたが、その症状はサッシャさんにはなし。「人によって、年代によっても違うのかもしれない。ただ、特徴的だったのは倦怠感。不思議なだるさで、今までに経験したことのないものだった。そこが他の風邪などとは違った」と言います。

最後に宮瀬からコロナ感染前後で考え方が変わったかと問われると、「仕事も含め、家族や周り、いろいろな人に大きな波及効果があるというか、みなさんに心配と迷惑をかけたとすごく感じた」と返答。感染すると他の人にうつしてしまう不安もあるだけに、マスクの着用やソーシャルディスタンス、手洗い、消毒などの感染防止対策の基本遵守の重要性を改めて訴えていました。

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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/morning_cross/
番組Twitter:@morning_cross

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