【神奈川高校野球 代替大会】星槎国際湘南4強入り 第1シード桐光を2安打完封

【桐光学園-星槎国際湘南】

 夏の甲子園と神奈川大会の中止を受け、神奈川県高野連が独自に開催する「県高校野球大会」の準々決勝が19日、サーティーフォー保土ケ谷球場で行われ、ノーシードの星槎国際湘南が4―0で第1シードの桐光学園を下し、夏の公式戦で2大会ぶりの4強入りを決めた。22日の準決勝で第1シードの相洋と対戦する。

 星槎は右腕の小林匠(2年)が多彩な変化球でタイミングを外しながら四隅を丁寧に突き、2安打完封の快投。打線は二回1死一、二塁に平松弦樹(3年)の適時二塁打で1点を先制。三回にも3点を加えて突き放した。

 桐光打線は狙い球を絞れず、最後まで相手右腕を攻略できなかった。好左腕の安達壮汰(3年)は三回途中から2番手で登板し、7回2失点と粘りを見せた。星槎の土屋恵三郎監督は「ノーシードが第1シードに勝つのだから、やっぱり高校野球は楽しいよな」と話していた。

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