紅白初出場が濃厚なコロナ禍で曲が大ヒットした瑛人

今年大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」について、無観客での開催が検討されているという。

一部スポーツ紙によると、今年の開催は無観客、生放送を基本にする予定。感染防止対策を徹底し、ソーシャルディスタンスの確保と3密を回避するため、NHKの敷地内をフル活用したプランが浮上。

NHKホールのロビーや2階客席、局内のスタジオや屋上などを使用する演出が考えられているという。

「そうなると、何よりも重要なのが出場歌手の歌唱力。視聴者は演出に目を奪われることなく曲に集中することになるので、歌手もそれなりに厳選しなければならない」(音楽業界関係者)

9月中旬あたりから、各スポーツ紙などでは初出場歌手についての報道が出始めるが、今年の初出場が“当確”と言われているのが「香水」を歌うミュージシャン・瑛人だ。

「昨年4月に配信でリリースされたものの、まったく話題にならず。その後、TikTok等のSNSやYouTubeなどで、『歌ってみた』や『弾いてみた』系の動画が増え各音楽配信サービスのチャートで急上昇。サビの歌詞『ドルチェ&ガッバーナの香水』が印象的で、コロナの自粛期間中に“おうち時間”が増えたこともあって、どんどん曲がネット上で拡散しヒット曲の仲間入りを果たした」(音楽業界関係者)

今年5月4日付の「オリコン合算ランキング」で22位にランクインして以降、順位を上げ、5月18日付、同25日付と2週連続で1位を獲得。

また、Spotifyの「グローバルバイラルTOP50」で1位を獲得。メジャーデビューもしておらず、インディーズレーベルからのリリースでもない、完全なるインディペンデント日本人インディペンデントアーティストとは異例の快挙となった。

7月24日にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演し同曲を地上波初歌唱。紅白出場を果たせば歌手別で高視聴率を記録しそうだ。

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