8月18日、FIM（国際モーターサイクリズム連盟）のMotoGPスチュワードは、第4戦チェコGPと第5戦オーストリアGPで起きた3つのインシデントに関して、状況を理解する目的でライダーたちを集めてヒアリングを行い動画を分析する公聴会を開催することを発表した。
FIM MotoGPスチュワードは第6戦スティリアGPの前となる8月20日にインシデントに関係するライダーを集めヒアリングを行う。8月16日に開催されたMotoGP第5戦オーストリアGPの決勝終了後に公聴会を開けなかったためこのタイミングとなったようだ。
第5戦オーストリアGPの予選タイムアタック中に、ダニロ・ペトルッチがアレイシ・エスパルガロに邪魔をされたと主張したことに関しては予選日（土曜日）に公聴会が実施された。そのため20日のヒアリングはそのほかのインシデントが対象となる。
8月20日に行われるのは第5戦オーストリアGPの決勝レースで起きたヨハン・ザルコ（エスポンソラーマ・レーシング）とフランコ・モルビデリ（ペトロナス・ヤマハSRT）の大クラッシュと、その後にKTMのポル・エスパルガロとミゲール・オリベイラが同士討ちした件であり、ライダー4人がレッドブル・リンクでFIM MotoGPスチュワードと話し合う予定だ。
FIMの使命は、ライダーをサポートし、ライダーの安全と教育に貢献すること、およびFIM規制で要求される制裁措置を適用することだ。公聴会後にはその内容が明かされるという。
