中国、4カ月連続で利下げ見送り

LPR、インフレ懸念に慎重

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北京の中国人民銀行(共同)

 【重慶共同】中国人民銀行は20日、金融機関の貸出金利の目安となる「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3.85%に据え置いた。4カ月連続で引き下げを見送った。インフレ懸念を踏まえ慎重になったとみられる。

 LPRは事実上の政策金利で、引き下げれば新型コロナウイルスで資金繰りに苦しむ企業への融資を促す効果がある。

 一方、中国各地で洪水災害が多発し、食品などの値上がりを招いている。7月の消費者物価指数の上昇幅は2カ月連続で拡大した。

 中国はコロナで業績が悪化した企業を支援するため、LPRを4月に引き下げた。5年物も4.65%のままとした。