コロナ禍「気取られず」 谷本知事、北陸新幹線促進大会で 早期全線開業要望を決議

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 北陸新幹線建設促進大会は20日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで開かれ、大阪への早期全線開業を実現するよう政府・与党に求める決議を採択した。新型コロナウイルスの感染拡大で北陸新幹線の利用が激減する中、谷本正憲知事は「良質な社会資本であることにいささかも変わりはなく、目の前の状況に気を取られてはいけない。中長期的な視点で整備を進めるべきだ」と語った。

 大会には石川など10都府県の関係者や国会議員、北陸経済連合会などから約200人が出席した。

 各県から要請を述べる時間が設けられ、谷本知事は「日本海側の大動脈の役割を最大限発揮するため、一日も早い大阪までの全線開業が不可欠だ」と強調。敦賀—新大阪の環境影響評価を速やかに進めるとともに、約2兆1千億円とされる建設費の早期確保を求めた。並行在来線の存続に向けた支援も訴えた。

 建設促進同盟会長の石井隆一富山県知事は、敦賀以西の財源について「ここ1、2年で何としても決着を付けてほしい」と与党の議論進展に期待を寄せた。引き続き総会が開催された。午後は政府・与党への要望を行う。