球磨村に水筒など支援 諫早のNPO「有明支縁会」

学校関係者に水筒と冷却タオルを手渡す草野代表(左)=熊本県球磨村、一勝地小(有明支縁会提供)

 災害被災地の支援活動に取り組む諫早市のNPO法人「有明支縁会」(草野紀視子代表)は19日、7月の豪雨に見舞われた熊本県球磨村の小中学校を訪れ、子どもたちが暑さをしのぐための水筒と冷却タオルを学校関係者に手渡した。
 会員制交流サイト(SNS)で、同村教委が支援物資を募集していることを知り、活動に賛同する東京と埼玉の企業から格安で購入。同日からの2学期始業に間に合うよう現地に運んだ。水筒と冷却タオルは、小中学校の生徒計約250人にそれぞれ配布される。
 同会はこれまでに熊本県の市民団体などと連携し、人吉市や八代市などを計9回訪問。マスク計約2万枚、Tシャツ計約1万枚のほか、家電製品などの生活物資を届けている。
 新型コロナウイルスの影響により現地での作業活動はできないが、今後も支援活動を継続予定。草野代表は「多くの人が家ごと流されてしまい、必需品が不足して困っている。限定的な活動にはなるが、少しでも物資を運んで、支えたい」と話した。

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