【新型コロナ】10万円の世帯別給付率「99.88%」 真鶴町

真鶴町役場

 新型コロナウイルス対策として国民1人当たり10万円を配る国の特別定額給付金を巡り、真鶴町の世帯別給付率が、99.88%に達した。町民の自宅へ職員が出向いて説明したり、町役場まで送迎するなどの努力を積み重ねた。県市町村課によると、同町の給付率は県内自治体でトップという。

 町健康福祉課によると、同町では申請のピークとなった5月12日~6月16日に、95.44%の申請を受け付けた。その後、町内の給付率100パーセントを目指し、未申請の世帯に電話をかけるなど、申請の支援を始めた。

 さらに同課の上甲新太郎課長(57)と高橋朋之さん(29)らが同月から約2カ月かけ、町有車で町内の高齢者宅などを回り、申請の手順を説明。書類を郵便ポストに投函するのが困難な町民には、町役場まで車で送迎し、窓口で申請してもらったという。

 こうした取り組みが奏功し、申請期限の8月11日までに、対象者7152人のうち7145人から申請があり、町民人口に対する給付率は99.93%となった。21日までに、振り込みが完了する見込みという。

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