コンコードが継続的拡大のために6億ドルを調達、B1/B+の企業格付けを獲得

米テネシー州ナッシュビル--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ムーディーズとS&Pから先月初めてそれぞれB1およびB+の信用格付けを獲得したコンコードは本日、6億ドルのタームローンB債務の組成を完了したと発表しました。これにより、コンコードは既存の4億5000万ドルのリボルビング・クレジット・ファシリティも併せて総額10億ドルを超えるデット・ファイナンスが利用可能となり、世界で最も強力な独立系音楽著作権・劇場権管理会社としての基盤が強化されます。

J.P.モルガンにより90社の投資会社を対象に組成されたタームローンBは、2週間のマーケティング期間終了時に募集額の6倍を超える応募があったことから、発行額が当初予定の4億ドルから引き上げられました。新規のデット・ファイナンスにより調達された資金はリボルビング・クレジット・ファシリティの部分返済に充当され、将来の買収や運転資本に利用できる資金が大幅に増加します。

コンコードの最高財務責任者(CFO)のボブ・バレンタインは、次のように述べています。「今回のデット・ファイナンスが大きな成功を収めたことにより、世界で傑出した独立系音楽会社を作るというコンコードの長期的な戦略に機関投資家の皆さまが信頼を寄せていることが改めて証明されました。同時に、時を超越した世界的にアピールする音楽コンテンツへの投資を投資家の皆さまが渇望していることが明らかになりました。このようなコンテンツは、これまでになく容易に利用できる多様な方法であらゆる場所の消費者が合法的にアクセスして楽しむことができます。20年以上にわたって資金調達面のパートナーを務めていただいているJ.P.モルガンの当社の発展に対する変わらぬ支援に深く感謝しています。今回、共に新たな成果を上げることができたことをうれしく思います。」

J.P.モルガンのコーポレート・クライアント・バンキング・アンド・スペシャライズド・インダストリーズ部門のエンターテインメント業界および西部地域責任者のデビッド・シャヒーンは、次のように述べています。「J.P.モルガンは20年以上にわたってコンコードと連携しており、同社が現在の卓越した独立系音楽会社へと成長する過程をつぶさに見てきました。コンコードの成功は、その優れた経営陣と強力な支援体制の証左であり、今後も数々の成果の達成を支援していくことを楽しみにしています。」

コンコードは、既存事業の成長に加えて、2017年以降の10億ドルを投じた戦略的買収により過去5年間に売上高を4倍近く拡大させています。1月には、コンコードは現在最も注目を集めている音楽出版会社の1つであるPULSEミュージック・グループの持ち分を大規模に取得し、チャートに重点を置いたA&R部門に進出しました。PULSEの楽曲カタログには今年Hot 100で首位を獲得した4つのヒット曲が含まれ、ケラーニ、スターラー、タイ・ダラー・サイン、ブラッドポップ、フロー・ミリ、トレバー・ダニエルといったアーティストが名を連ねています。トレバー・ダニエルのニューシングルの「Falling」はTop 40 Radioで1位となり、RIAAによりダブルプラチナ認定を受けています。7月にコンコードは、ヒットを連発している人気ソングライターのヒラリー・リンジーと将来の作品に関する世界的な独占共同出版契約を結ぶとともに、リンジーの過去の楽曲カタログに関する権利を獲得し、また新人カントリー・ソングライターを発掘するための新たな合弁会社を設立しました。リンジーの楽曲カタログには、キャリー・アンダーウッドのナンバーワン・シングル11曲のほか、ルーク・ブライアン、レディ・A、テイラー・スウィフト、キース・アーバンなどのヒットチャートで首位を獲得した楽曲が含まれます。さらに昨日、コンコードは最強ポップロックバンドのイマジン・ドラゴンズの楽曲の出版権を取得したことを発表しました。これには、RIAAのダイヤモンド認定を受けたシングル「Radioactive」を含め、いずれもスポティファイの再生回数が10億回を記録した4つのシングル曲が含まれます。

コンコードの最高経営責任者(CEO)のスコット・パスクッチは、次のように述べています。「今回の取引においてJ.P.モルガンの担当チームが素晴らしい成果を上げたことを大変うれしく思います。チームは完璧に取引を執行しました。また、過去数年間の当社の多大な努力と戦略的な成長がこのように数多くの高度な金融機関に受け入れられたことは喜ばしい限りです。」

これらの2020年に行われた取引に先立ち、コンコードはムサート、ファニア、インディペンディエンテ、ヴァレーズ・サラバンド、ビクトリー・レコード、シコルスキー・ミュージック・パブリッシングなど、様々なジャンルの代表的なレコード会社および音楽出版会社の買収を行ってきました。またこの3年間にコンコードは、業界に変革をもたらす2017年のイマジェムの買収の一環として取得したロジャース&ハマースタイン・オーガニゼーションとアンドリュー・ロイド・ウェーバーの代表的な作品ならびにライセンス会社のタムズ・ウィットマークおよびサミュエル・フレンチを統合することにより、業界を代表する劇場権管理会社のコンコード・シアトリカルを設立しました。

本取引では、DLAパイパーがコンコードの代理を務めました。

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