ブルージェイズ 7失点→7得点で逆転勝利 山口2回2/3無失点

【フィリーズ8-9ブルージェイズ】(ダブルヘッダー第2試合・7イニング制)@サーレン・フィールド

ブルージェイズは日本時間8月21日に行われたフィリーズとのダブルヘッダーの第2試合、初回に大量7点を奪われたものの、6回裏に一挙7得点のビッグイニングを作り、9対8で逆転勝利。サヨナラ勝ちを収めた第1試合に続いて1点差の接戦をモノにした。山口俊は5点ビハインドの4回表から登板。自己最長の2回2/3を無失点に抑え、チームの勝利に貢献した。

ブルージェイズは故障者リストから復帰したばかりの先発右腕トレント・ソーントンが大炎上。無死満塁からディディ・グレゴリアスとアレック・ボームのタイムリー、一死後にニール・ウォーカーの犠飛、アンドリュー・ナップのタイムリー二塁打などフィリーズ打線の勢いを止められず、1回持たずに5安打6失点でノックアウトされた。

しかし、1回裏にテオスカー・ヘルナンデスの8号2ランで2点を返したブルージェイズは、6回裏に打線が爆発。ラウディ・テレズの4号ソロやルルデス・グリエルJr.の2号3ランのほか、相手のミスも重なり、一挙7得点のビッグイニングを「お返し」して逆転に成功した。

7回表に代打J・T・リアルミュートのタイムリーで1点を返されたものの、後続を抑えて1点差で逃げ切り。ブルージェイズ4番手のアンソニー・ケイが今季2勝目(0敗)、5番手のA・J・コールが今季初セーブをマークし、フィリーズ3番手のヘクター・ネリスに今季初黒星(1勝)が記録された。

3番手として登板した山口は、4回表を三者凡退に抑え、5回表は2つの四球で一死一・二塁のピンチを招いたが、ジェイ・ブルースとウォーカーを連続三振に仕留めて無失点。6回表に打者2人を抑えたところでマウンドを降りた。自己最長の2回2/3を投げて被安打0、奪三振4、与四球2、無失点の好投。今季の防御率は5.19となった。

© MLB Advanced Media, LP.