新型コロナ 県内2人感染 南島原と長崎 計191人に

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎県と長崎市は20日、南島原市の20代男性と長崎市の50代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は計191人となった。
 南島原市の20代男性は16日に発熱や倦怠感(けんたいかん)などの症状が出て、帰国者・接触者外来を受診。検査の結果、19日に陽性が判明した。医療機関などに入院・入所中。濃厚接触者ら計10人を検査する。
 長崎市の50代男性は9日以降、微熱などがあり、18日に息苦しさが増したため救急搬送され、19日の検査で陽性と判明した。市内の感染症指定医療機関に入院中。肺炎で酸素吸入が必要な中等症。2週間以内に市内で接触した福岡県在住の知人も検査予定。
 一方、17日に脳神経内科と脳神経外科の医師計2人の感染が判明した佐世保市総合医療センターは20日、2人と接触した可能性がある職員や患者ら計385人のうち職員281人、患者ら53人について全員の陰性を確認したと発表した。残る職員22人と患者ら29人の検査も順次進める。
 県によると、県内では19日午後7時時点で25人が入院しており、うち1人が重症。無症状や軽症者用の宿泊療養施設に9人が入所している。これまでに148人が回復し療養を終えた。

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