海自佐世保・中尾総監が離任 「鎮守府」名誉長官に 日本遺産PRへ

名誉長官の委嘱状を受け取った中尾総監(中央)=佐世保市役所

 佐世保市と佐世保観光コンベンション協会は19日、日本遺産「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体感できるまち~」をPRするため、「日本遺産・佐世保鎮守府名誉長官」に海上自衛隊の中尾剛久・佐世保地方総監を選任し、委嘱状を交付した。これまで同総監の離任者が就任し、4人目。
 名誉長官は、「鎮守府」が日本遺産に認定された2016年に創設。佐世保鎮守府の歴史を次世代に伝え、佐世保の魅力を広くアピールする。
 中尾総監は21日付で離任し、25日付で退官する。佐世保市役所で朝長則男市長らから委嘱状と盾を受け取った中尾総監は「名誉な役割でうれしい。最初と最後の勤務地が佐世保だった。佐世保を紹介するために微力を尽くしたい」と語った。退官後、神奈川県で生活するという。


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