引き継がれた伝統の味!もっちり食感の無添加手打ちうどんが味わえる!

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は8月20日(木)に放送された内容です

 今回は「奈良うどん ふく徳」さんをご紹介します!こちらは、猿沢池とならまちセンターの間に店を構える人気店です。オススメは“優しいお出汁”と“こだわりのうどん”なんだそう!

優しいお出汁にこだわりのうどん…気になりますよね!店主の松田さんにお話を伺いました。

引き継がれた伝統の味!

今年で開店19年目になる「奈良うどん ふく徳」さん、実は2000年に閉店された奈良市場のうどん店「福助」さんの味を引き継いだお店なんです。店主の松田さんは、もともと神戸で飲食店などを経営されていましたが、阪神淡路大震災により続けることが難しくなり、実家の奈良に戻ってこられました。そこで、幼い頃からよく通っていた「福助」さんに声を掛けられ、味を引き継ぐことになりました。

しかし、およそ10年前、うどんに必要な特別な麺を作る製麺所が廃業してしまいます。それまで、うどんを打った経験がなかった松田さんは、一からうどん作りの勉強を始め、今の手打ちうどんに切り替えられました。

うどんの前にはこれがオススメ!

そんな、松田さんのうどんを注文してから、出来るまでの間によく注文されるのがこちら!

「おぼろ豆腐(税別380円)」です。こちらのお豆腐は、非常に濃厚で大豆そのものの味が楽しめます。また、醤油は香川の坂出市から仕入れる生醤油を使用しており、豆腐の濃厚さと醤油の甘さのマッチングが良いんだそう。お店には、奈良の地酒などもあるので、お酒のあてとしても人気です!

もっちり食感の無添加手打ちうどん!

続いて、お店自慢の手打ちうどんをご紹介します。

こちらは「ふく徳うどん(税別1000円)」です。ちくわの磯部揚げが付いていて、うどんには、とろろ昆布とうす揚げが入っています。うどんは、毎朝松田さんが打っているもので、粉と塩水を合わせて、足で踏む工程が三回行われます。その後、一人前に切り分けて24時間寝かせることで、熟成してもっちりとした弾力とコシがでるんだそう!

また、ちくわの磯部揚げは、噛めば噛むほど魚の味が出てくる絶品で、うどんの優しいお出汁によく合います。

お店の周辺は、猿沢池や奈良公園など観光地に囲まれており、週末や休日には行列ができるほどでしたが、現在はコロナの影響を大きく受けたといいます。

松田さん

「観光客は減っていますが、現状は手抜きをせず、いつもの様にうどんを打ち、出汁を引くだけ。これからも、お店を開けて頑張ります!」

優しいお出汁と店主こだわりのうどんが味わえる「奈良うどん ふく徳」のうまいもんごちそうさまでした 。

気になるお店の場所は?

「奈良うどん ふく徳」は近鉄奈良駅から歩いておよそ10分。猿沢池の東側、五十二階段の下の道を南に行った先にあります。ぜひ足を運んでみてください。

※この記事は取材当時の情報です。

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