【24時間テレビ43】映画作家・大林宣彦の「動く」〜妻・恭子との愛の物語

<ナレーション常盤貴子 23日(日)13時ごろ放送>

日本中に社会現象を巻き起こした映画「時をかける少女」など様々な名作で知られる巨匠・大林宣彦監督が、今年4月、82歳で惜しまれながらこの世を去った。

そんな大林監督を支え続けたのは、成城大学で出会ってから愛し続けた妻・恭子さん。最初のデートでプロポーズをしてから、63年間ずっと寄り添っていた。

大林監督の作品で主演を務めたこともある南原清隆と、遺作に出演しその現場を見つめてきた常盤貴子が、夫婦の絆と、大林監督の動き続けた姿を語る。

2016年、肺がんステージ4で余命3か月を宣告されながら、撮影した遺作『海辺の映画館-キネマの玉手箱』に至る大林宣彦の映画作家人生と、妻を愛し続けた愛の物語を描く。

■常盤貴子コメント

同行二人で歩んで来られた大林宣彦監督・恭子さんの結婚生活は、「人と人とが出逢うということは、かように尊いものなのだ」と、私たちに教えてくれる。病で弱ってきた姿を撮られるのは気が進まなかったはず。それなのに、カメラの前で全てをさらけ出し、言葉を紡いできたのは、こういうことだったのかと、今更ながらに驚かされています。自分が旅立った後であっても、言葉を届けることができる。だから撮っておいておくれ、ということだったんだな、と。天国からのメッセージは、より強いコトダマで私たちの心に染み通ります。たくさんの方々に、監督からの言葉が届きますように。

*提供画像 ©日本テレビ

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