【神奈川高校野球 代替大会】東海大相模が決勝進出 加藤の2ランで逆転

【東海大相模-三浦学苑】

 夏の甲子園と神奈川大会の中止を受け、神奈川県高野連が独自に開催する「県高校野球大会」第17日は22日、横浜スタジアムで準決勝が行われ、東海大相模が7―1で三浦学苑を下して決勝進出を決めた。23日の同スタジアムでの決勝で星槎国際湘南―相洋の勝者と対戦する。

 東海大相模は1点を追う四回、加藤響(3年)の2ランで逆転すると、六回は茂谷光(同)、小島大河(2年)の連続適時打で2点を追加。八回には鵜沼魁斗(3年)が試合を決定付ける2ランを放った。先発笠川洋介(同)は5回を1失点、2番手金城龍輝(2年)は4回無失点と盤石の継投を見せた。

 夏の公式戦で初の決勝を目指した三浦学苑は二回に上村海斗(同)のソロ本塁打で先制も、打線が三回以降は散発3安打、三塁を踏むことができなかった。

 東海大相模の門馬敬治監督は決勝に向けて、「相手がどうのこうのというよりも、まずは自分。自分たちがサガミの野球を、最後となる神奈川のこの場所でやるか、やりきるか。そこに尽きると思います」と話した。

 三浦学苑の樫平剛監督は「力以上のものを感じた。3年生のための大会だったが、勝つことも追い求めた。ここで満足したらいけないが、両方を追えた夏」と総括した。

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