【MLB】大谷翔平、得意右腕相手なのになぜ欠場? マドン監督が語ったワケとは…

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

アスレチックス先発のファイアーズとは通算打率.583だったが…

■アスレチックス 5-3 エンゼルス(日本時間22日・オークランド)

エンゼルスの大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、敵地アスレチックス戦で4試合ぶりにスタメンから外れ、そのまま欠場した。9回に代打として準備していたものの、結果的に出番なし。チームもアスレチックスに競り負けて今季ワーストタイの4連敗となった。

16打席連続無安打と不振が続く大谷は相手先発が好相性のファイアーズだったにも関わらずスタメンを外れた。右腕とは通算12打数7安打、打率.583の好成績を残していたが、スタメンから外したジョー・マドン監督は「オオタニの最近の様子を見た上でそう判断した。最近の状況を見ていると、今日休ませるのは悪くないと思った」とコメント。16打席連続無安打と不振に喘ぐ状況からスタメンから外す決断をした。

2点差で迎えた9回には無死一塁と一発出れば同点の状況を作ったが、グッドウィン、プホルス、アデルが相次いで凡退。新人のアデルはここまで打率1割台と低迷しており、ここでの代打も考えられたが、大谷は続くベンブームの代打として準備するにとどまり、出番はこなかった。

一打同点の場面でアデルをそのまま打席に立たせた意図についてマドン監督は「ジョー(アデル)とあの投手の相性を分析してみて、ジョーが打てる可能性があると考えたから。それだけだ」と明かした。

「明日はデーゲームだが、彼が今週末に良い結果を出せるかどうか見ていきたい。(スタメンから外れることは通訳の)イッペイに話した。彼(オオタニ)は大丈夫だよ」とも話したマドン監督。チームも4連敗で最下位に転落した。大谷も、エンゼルスも、浮上のキッカケを掴みたいところだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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