人気女優にスカウトされ頭角を現し始めた鈴鹿央士

放送されるたびにネット上で話題を呼んでいる、星野源と綾野剛がW主演のTBS系ドラマ「MIU404」だが、その存在が注目されているのが偽通報事件で逃走中の高校生・成川を演じる俳優の鈴鹿央士だ。

21日放送の第9話では、成川は謎の男・久住(菅田将暉)の世話になりながら、動画配信者であるナウチューバー・REC(渡邊圭祐)に接触。ある組織から賞金一千万円が懸けられた、ハムちゃんこと羽野麦(黒川智花)の捜索を依頼する。

「成川が動くことにより、物語の流れができるだけに、自然と注目が集まる。まだ俳優としては2年目だが、早くも頭角を現し始めているだけに、今後が楽しみな若手俳優の1人」(芸能記者)

岡山出身の鈴鹿だが、高校2年生だった16年秋、広瀬すず主演の映画「先生!、、、好きになってもいいですか?」のロケが通学していた高校で行われ、エキストラとして参加。その際、広瀬の目に留まり、広瀬がマネジャーにスカウトするよう進言した。

18年4月、スカウトをきっかけに、東京の大学へ進学すると同時に広瀬の事務所に所属。「すず」にちなんだ芸名になり、同年秋、「第33回 MEN'S NON-NO 専属モデルオーディション」にてグランプリを獲得した。

19年に広瀬主演のNHKの朝ドラ「なつぞら」で俳優デビュー。同年公開の映画「蜜蜂と遠雷」では天才ピアニストの役をオーディションで勝ち取り映画初出演を果たした。 デビュー作にもかかわらず、演技が評価され、「第44回報知映画賞」、「第74回毎日映画コンクール」「第43回日本アカデミー賞」といった映画賞の新人賞を総なめにした。

広瀬は女優としてだけではなく、スカウティングの才能があることを鈴鹿が証明した形になった。

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