「24時間テレビ43」柳葉敏郎、広末涼子が「全国花火リレー」に感涙。乃木坂46の歌に合わせて夜空に“大輪の花”

日本テレビ系では「24時間テレビ43『愛は地球を救う』 」(8月22日午後6:30~23日午後8:54)を生放送。V6・井ノ原快彦、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅、King & Prince・岸優太をメインパーソナリティーに迎え、「動く」をテーマに東京・両国国技館からさまざまな企画をおくる。“コントの神様”と呼ばれ、日本中に愛されたコメディアン・志村けんさんの知られざる素顔をドキュメントやドラマ、そして彼が愛した音楽を通して描いていくスペシャルヒューマンストーリー「誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-」や、フィギュアスケートの羽生結弦選手がコロナ禍で“動いたこと”を明かしていくリモートインタビュー企画など、テーマに沿って2日間にわたって届けていく。

午後8:30頃には「全国花火リレー」を放送。日本三大花火のーつに数えられ、 100年以上前から秋田・大曲で行われてきた「全国花火競技大会」は2021年に延期となった。秋田出身の柳葉敏郎が伝統を受け継いできた花火師・齋藤健太郎さんに取材すると、そこには今年打ち上げられるはずだった約2万発の花火が残されていた。それを見た柳葉は「小さい頃から見ていた花火だと思うと余計に悔しい。何とかならないかな」と複雑な表情に。そこで立ち上がったのが今夜のサプライズプロジェクト。全国の花火師を応援するための「日本の花火エールプロジェクト」とコラボし、全国66カ所で一斉に花火を打ち上げることとなった。日本の花火大会の起源は、287年前に東京・両国で行われた花火だといわれており、当時の花火にはコレラの流行を食い止める思いが込められていたという。柳葉もそれと同様にコロナウイルスと闘う人々へ思いを込め、花火に「悪疫退散」の札を貼った。

そうして行われた一斉花火の生中継リレーは、乃木坂46が歌う「シンクロニシティ」に合わせて、福島・川俣から始まり、神奈川・座間、長野、愛知・日進、徳島・阿南、そして今年7月に豪雨の被害を受け、がれきがいまだに残る熊本・八代で花火を打ち上げた。最後は花火師の齋藤さんが自粛期間中に生み出したという、色を出すのがひと際難しいとされる紫の花火が夜空を彩った。

両国国技館で花火を見ていた井ノ原をはじめとする司会の5人も、感激の声を上げた。花火打ち上げのカウントダウンを行った柳葉も「最高! 最高!」とうっすら涙を浮かべつつも、両腕を上げて満面の笑みを見せていた。さらに、VTR映像のナレーションを務めた広末は涙ながらに「(市川海老蔵と岸優太が披露した)歌舞伎も、花火も素晴らしかった」と感想を語った。

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