ナショナルズ・ストラスバーグ 右手の手術で今季終了

昨年のワールドシリーズでMVPに選出されたスティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズ)が右手の手術により今季終了となった。ナショナルズは日本時間8月23日、ストラスバーグを10日間の故障者リストから60日間の故障者リストへ移動。デーブ・マルティネス監督は「手術が上手くいくことを願っている」とコメントした。

今季のストラスバーグは、最初の2先発を回避し、日本時間8月10日のオリオールズ戦でようやく初先発。しかし、この試合は4回1/3を投げて2つしか三振を奪えなかった一方、7安打5失点と打ち込まれ、今季初黒星(1敗)を喫した。日本時間8月15日のオリオールズ戦は2/3回を投げただけで降板。いずれも右手に違和感がある状態での投球を強いられ、本来の実力を発揮できなかった。

マルティネスによると、手術を受けることでストラスバーグが抱える右手の問題を解消できるという。「リハビリを行い、来春のスプリング・トレーニングに万全の状態で戻ってきてもらう。我々はそれを望んでいる」と指揮官は語った。

昨季は最多勝のタイトルを手にするなど、18勝6敗、防御率3.32、251奪三振と自己ベスト級のシーズンを過ごし、フリーエージェントとなったあとに7年2億4500万ドルという大型契約を結んでナショナルズに残留。ところが、超大型契約の1年目となるメジャー11年目のシーズンは、2度の先発登板で5イニングを投げただけで終了することになってしまった。

「彼はチームの将来を担う重要な選手だ。これまでも長い間、このチームで活躍してくれた。彼には健康な状態で戻ってきてほしい」とマルティネス。ストラスバーグは指揮官の期待に応え、万全の状態で来季を迎えることができるだろうか。

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