埼玉高速鉄道 浦和大学と包括連携協定 「見沼たんぼ」の自然保護も

協定書を交わす荻野社長(右)と久田学長 写真提供:埼玉高速鉄道

埼玉スタジアム線を運行する埼玉高速鉄道はこのほど、さいたま市緑区にキャンパスを置く浦和大学・浦和大学短期大学部と包括的連携協定を締結した。地域密着経営に力を入れる埼玉高速鉄道と、保育士や幼稚園、小学校教諭をといった福祉・教育者を育成する浦和大が手を結び、地域振興や産業発展の実効性を高める。

具体的には、交流会開催や学生が企業の現場を体験するインターンシップを共同で推進。鉄道沿線では観光振興に加え、さいたま市緑区の自然保護公園「見沼たんぼ」の歴史的価値見直しや環境保全に協業する。浦和大キャンパスでの調印式では、荻野洋社長、久田有学長が協定書にサインした。

埼玉高速鉄道は、赤羽岩淵―浦和美園間(14.6km)を運営。東京メトロ南北線、東急目黒線と相互乗り入れし、浦和美園―日吉で列車運行する。

文:上里夏生

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