「24時間テレビ43」黒柳徹子と寺田心が保護犬と向き合い、“人間と動物が共に生きる未来”を考える

現在、日本テレビ系で放送中の「24時間テレビ43『愛は地球を救う』 」(8月22日午後6:30~23日午後8:54)。V6・井ノ原快彦、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅、King & Prince・岸優太をメインパーソナリティーに迎え、「動く」をテーマに東京・両国国技館からさまざまな企画を生放送。昨日22日には、歌舞伎役者の市川海老蔵が日本全国に元気を届けるために企画した、一夜限りのスペシャル歌舞伎パフォーマンス「市川海老蔵 広末涼子 柳葉敏郎が動く 失われた日本の夏、ふるさとの祭り」や、重岡が主演を務めたスペシャルヒューマンストーリー「誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-」を放送。さらに、「嵐にしやがれ 24時間テレビスペシャル」では「メインパーソナリティー記念館」と題し、メインパーソナリティーの人生を深掘り。また、「フライングディスク最速リレー」のギネス世界記録達成を目指し、嵐と対決を繰り広げるなど、笑いと感動の場面が次々と届けられた。

23日午後5:00頃からは「黒柳徹子と寺田心の動物ふれあいプロジェクト」を放送。黒柳徹子と寺田心は75歳差という年齢の垣根を超え、共に動物愛護について思いを巡らせた。

2人は千葉・一宮町にある保護施設・ピンクビーチを訪れ、繁殖犬として使用された悲しい過去を持つ犬と出会う。トイプードルのミルは、子犬を出産させるためだけに劣悪な環境で飼育され、毛玉だらけで保護された。その上、歯肉炎を発症している状態。繁殖場から保護される犬の中には、餓死寸前にまで陥っている子犬もいるという。保護活動により全国的に殺処分の件数は年々減少しているものの、平成30年の時点でいまだに年間7687匹の犬が殺処分されている。深刻な問題となっているブリーダー崩壊の現実が突きつけられ、心に傷を負った犬たちを前に2人は言葉を失う。

寺田は「実際に犬たちの過去を知ると、どうしたらこの子たちが幸せに暮らせる世界を作ってあげることができるのだろう。すごく心苦しいし悲しいし、切ない。言葉では表せない辛さを感じた」と命の重みを感じていた。それを受け、黒柳も「長い歴史の内に、いろんな人が犬を飼って犬を大事にして暮らしてきたわけで、どれだけその犬で慰められたか分からないから」と犬との関わりの重要性について訴えかけた。さらに、幼い頃に飼っていたというシェパード犬・ロッキーについての思い出を語り、犬への思いをはせていた。

さらに、寺田は保護施設を設立することが夢だといい、殺処分ゼロを達成するために小学校で犬の殺処分について教育することを提案。教育を施すことにより、命を大切にする心が芽生えるのではないかと語った。黒柳も「殺処分について知らない人も多いものね、それは必要かもしれない。学校で先生が上手に教えてくださればね」と、その思いに賛同した。黒柳と寺田の動物への愛にあふれるコンビは、人間と動物が互いに幸せに生きていく未来のため、今できることのために“動く”ことの大切さを伝えた。

© 株式会社東京ニュース通信社