今夏の全国高校野球選手権と代表校を決める神奈川大会の中止を受け、県高野連が独自に開催している代替大会「県高校野球大会」は23日、横浜市中区の横浜スタジアムで決勝が行われ、東海大相模が9―5で相洋を下して優勝した。
東海は3点を追う八回、4本の長短打を放ち、4点を奪って逆転に成功。九回にも3点を挙げ、底力を見せつけた。相洋は投手陣が終盤につかまった。
東海は、昨春から4季連続の県大会制覇。今月の甲子園交流試合では大阪桐蔭に敗れていたが、有終の美を飾った。準優勝の相洋は、1983年の神奈川大会でベスト4に入った夏の公式戦の過去最高記録を塗り替え、新たな歴史を刻んだ。
今夏の公式戦は新型コロナウイルスの影響により全国各地で開催が危ぶまれていたが、各都道府県高野連が独自に実施。神奈川では1日に開幕し、175校が出場した。