「24時間テレビ43」YOSHIKIが世界中の医療従事者に向けて魂の演奏!

現在、日本テレビ系で放送中の「24時間テレビ43『愛は地球を救う』 」(8月22日午後6:30~23日午後8:54)。V6・井ノ原快彦、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・北山宏光、ジャニーズWEST・重岡大毅、King & Prince・岸優太をメインパーソナリティーに迎え、「動く」をテーマに東京・両国国技館からさまざまな企画を生放送。昨日22日には、歌舞伎役者の市川海老蔵が日本全国に元気を届けるために企画した、一夜限りのスペシャル歌舞伎パフォーマンス「市川海老蔵 広末涼子 柳葉敏郎が動く 失われた日本の夏、ふるさとの祭り」や、重岡が主演を務めたスペシャルヒューマンストーリー「誰も知らない志村けん -残してくれた最後のメッセージ-」を放送。さらに、「嵐にしやがれ 24時間テレビスペシャル」では「メインパーソナリティー記念館」と題し、メインパーソナリティーの人生を深掘り。また、「フライングディスク最速リレー」のギネス世界記録達成を目指し、嵐と対決を繰り広げるなど、笑いと感動の場面が次々と届けられた。

最後の「動く人」として登場したのは、X JAPANのYOSHIKI。世界中が新型コロナウイスルと闘っている今、すべての医療従事者に向けて思いを語った。

YOSHIKIは、これまでもiPS細胞研究所の山中伸弥教授をはじめ、世界中のドクターから新型コロナウイスルに関する情報を集めては、発信し続けてきた。「それぞれが発言して行動し、それがきっかけとなり、自分一人が寄付しても全体を救えないけれど、その連鎖が広がってそれに参加してくれる人が増えたら世の中を変えられる」と、批判する人がいようと、どんなに風当たりが強かろうとも、命より大切なものはないと動き続けた。

世界中には、患者を救うためにすべてを捧げて闘っている医療従事者がたくさんいるということを忘れてはならない。ブラジルに住む日系人医師、フェルナンド・ミヤケさんは最後の最後まで患者のためにコロナと闘い、今年4月に56歳の若さでこの世を去った。救命救急の最高責任者として働いていたミヤケさんは、「何よりも大切なのは患者の命だ」と、防護服やマスクなどの衣料資材が十分に手に入らない状況の中、最前線で治療に当たっていた。ミヤケ医師の妻は、その時の様子を「夫は、まるで戦争に行く兵士のようでした」と語る。そんな中、ミヤケ医師は新型コロナウイルスに感染。入院しながらも、患者のために働き続け、入院の5日後には人口呼吸器が必要となり、そして、人工呼吸器をつけた20日後、ミヤケ医師は息を引き取った。

YOSHIKIは、ミヤケ医師のVTRを見て、井ノ原に心境を聞かれると「命の危険を分かった上でやってくれている。いかに、医療従事者が自分の命を危険にさらしてまで人を救っているんだと。医療従事者の方々の家族の人たちも含め、風評被害にあった方たちもいるかもしれない。だけど、それでも頑張ってくれているっていうのは、僕らも何かできなくてはならないと思う」と涙ぐみながら語った。

海の向こうにいる世界中の全ての医療従事者へ感謝を伝えたい、そんな思いを込めてロサンゼルスからX JAPANの名曲「Forever Love」を独奏。夕日に照らされながら、全身全霊、すべてを懸けた演奏で思いを届けた。

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