タガメ「数年ぶり」の大物 絶滅危惧種、子どもら夢中で観察

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京都府亀岡市内の田んぼで見つかったタガメ。府レッドデータブック・絶滅危惧種で、観察後は元の田んぼに戻す(亀岡市本梅町・本梅こども園)

 京都府レッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている、日本最大の水生昆虫「タガメ」がこのほど、京都府亀岡市内の田んぼで見つかり、自然保育に力を入れる本梅こども園(同市本梅町)に届けられた。子どもたちは、カメの甲羅のような背中と大きな前足など迫力の姿を夢中で観察している。

 タガメは、府内では亀岡市など局所的に分布している。NPO法人「亀岡人と自然のネットワーク」の仲田丞治理事(64)によれば市内でも、ここ数年は確認できていなかったという。

 園に届けられたタガメは、近隣住民が発見し、園児に見てもらうため捕まえ、届けられたという。体長約6.5センチの大物で、子どもたちは獲物を捕らえるための前足を見て「カニの手と一緒」などと歓声を上げた。図鑑と見比べたり、直接手で捕まえたりしたほか、カエルの捕食の様子も観察し、思い思いに貴重な水生昆虫と触れあっていた。