国民民主 長崎県連 全員合流へ最大限努力 拡大常任幹事会で確認

 国民民主党が解党して立憲民主党と合流新党を結成する方針を決めたことを受け、国民民主党県連は23日、長崎市内で拡大常任幹事会を開き、県連所属の議員全員が新党に合流するよう最大限努力することを確認した。合流への反対意見は出なかったという。
 ただ、県連に所属する地方議員21人のうち16人が、新党を支持するかどうかの結論を出していない産業別労働組合(産別)などの組織内議員。山田朋子県連代表は「結論次第では合流できない議員も出てくる可能性もあるが、その場合も引き続き友好的な関係を築き連携していくことを確認した」と話した。
 出席した西岡秀子衆院議員(長崎1区)は終了後、取材に応じ、合流するかどうかは「まだ決めていない」と説明。新党結成前に党名や代表を決める選挙があるため、国会議員は今週中にも意向調査があるとの見通しを示し「応援していただいている方々の意見を聞いて決めたい」と述べた。
 拡大常任幹事会には役員や地方議員ら24人が出席し、解党を決めた19日の両院議員総会の内容などを共有した。深堀浩県連幹事長によると、党本部から合流に向けた日程は、まだ示されていないという。

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