強い台風8号北上 沖縄・奄美は土砂災害に厳重警戒

 強い台風8号が、奄美に最も近づいている。沖縄・奄美や九州北部では、25日(火)にかけて強風やうねりを伴った高波に警戒・注意が必要だ。また、沖縄・奄美は土砂災害に厳重に警戒すると共に、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意し、高潮、竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。

 強い台風8号は、24日午後5時には久米島の北にあって、ゆっくりした速さで北へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大瞬間風速は50メートル。強い台風8号は現在、奄美に最も近づいているが、26日(水)にかけて、さらに発達しながら東シナ海を北上する見込み。

<強風・高波>
 沖縄では大しけとなっている所がある。沖縄では25日明け方にかけて非常に強い風が吹き、うねりを伴った大しけとなる所がある見込み。奄美は25日にかけて非常に強い風が吹き、うねりを伴ったしけとなる予想。強風やうねりを伴った高波に警戒・注意が必要だ。

<大雨・雷・突風>
 台風周辺の雨雲が沖縄・奄美にかかって、猛烈な雨の降っている所がある。25日にかけて、引き続き大気の状態が非常に不安定となり、非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。これまでの雨により地盤の緩んでいる所がある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

<高潮>
 台風の接近・通過に伴って、沖縄や奄美では25日にかけて潮位が高まり、海岸や河口付近の低地では浸水や冠水のおそれがある。高潮に注意が必要だ。

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